横須賀市の築90年木組み工法住宅の内装・設備改修工事①
2019/10/12
増税前や台風15号の工事の忙しさにかまけて現場ブログの更新をするのが半年もあいてしまいました。
今回から数回に分けてご紹介するのは、今月着工しました横須賀市の住宅です。
築90年という事もあり、今どきの在来工法とは異なる木組み工法です。
本来の木組み工法ですと、籠状にくまれた木材が木本来のしなやかさを発揮しますが、今回のような増築や改修を繰り返されている建物では躯体接合部の連続性に不安があるため、時間や手間をかけた補強が必要となります。
●改修プラン
現状の雰囲気を活かしながら、躯体の補強と床下地をしっかりと造作し、全体的に綺麗にしたいとのご要望いただきました。
仕様としましては、
①床下地はすべて新規造作のうえ、LDK・寝室・広縁・廊下・玄関ホールは厚さ30mmの秋田杉無垢フローリングで統一。
②和室は畳交換・襖張替えで、全居室の壁は漆喰仕上げ。
➂LDKの旧和室の床下地はピアノが置けるように大引き・根太ピッチを通常の倍に補強。
④トイレを使い勝手の良いLDK側に配置。
➄水廻り設備を新規に。
⑥分電盤交換と各種新規配線。
◆解体
間仕切りすべてには土台が回っておらず、貫きと建具の鴨居と敷居のみの場所も多いため、非効率とはなりますが面で強度をとっている床下地を一度に解体せずに分けて行う事になりました。
◆配管工事
トイレの配置を大幅に移動。
定期的にアップいたしますので次回も是非ご覧ください。