排水トラブル
2014/09/30
先日、鉄筋コンクリート造の自宅1階の床が腐っているとのご相談をいただきました。
現調の際、部分的に激しく腐食していたため剥がしてみると、床下収納の枠が組んであり、何らかの理由で浸水した水が抜けずに長年溜まったままの状態で床材を腐らせている状況でした。
浸水の理由が不明でしたが、タイミング良く翌日から何日か大雨の予報が出ていましたので、廊下や排水ピットなどの床材を一部剥がさせていただき原因の確認をさせていただく事に。
大雨が去った翌日に現地を確認させていただいたところ、基礎からの浸水が確認できなかったため、以前に何らかの理由で排水ピットから溢れた水が溜まったものと判断し、洋間・廊下・洗面室・トイレの1階フローリングを全て張り替えを行うとともに、点検口から排水ピットを定期的に確認していただく事になりました。
本棚は既存のものを再利用しました。
洗面台やトイレも新しいものに交換しました。
カラーコーディネートの法則
2014/09/21
今回ご紹介するカラーコーディネートの法則は住宅の外装や内装に限った話ではありません。 ファッションや食べ物など色の組み合わせにより求める効果を高めるためのお話しです。
それほど難しい話ではありません。 結論から言いますと『自然界の配色のルールに従ってコーディネートする』という事なんです。
実はあまり知られていないのですが、ほとんどの自然界の色にはアンダートーンとして青と黄色のどちらかが入ったものに分類する事ができます。(例外としてオレンジは黄色のみ、マゼンダは青色のみ) これをBD(ブルードミナント)とYD(イエロードミナント)といいますが、このアンダートーンを統一する事が自然界の配色のルールなんです。
写真① BD色
写真② YD色
例えば桜の木は花や葉や幹などは違った色ではありますがアンダートーンは青なんです。また、レモンのアンダートーンも青ですが実を二つに割っても皮・果肉・種の全ての色が同じアンダートーンです。
このように自然物は個体の箇所により色は違っていてもアンダートーンが必ず統一されている訳ですが、この配色ルールを使って造られたのがディズニーランドです。ディズニーランドでは建物やブロックごとにアンダートーンを統一する事により全体の空間を調和させ、人工的な空間を自然な空間に感じられるような演出をしているようです。
アンダートーンを統一する事による効果としては、建物の外装・内装であれば『落ち着く』『安らぐ』『気持ちが良い』『スッキリ見える』『綺麗に見える』、ファッションであれば『センスがいい』『綺麗に見える』『若く見える』、食べ物であれば『おいしそうに見える』などといった事になる訳です。 ちなみに人もBDとYDの人にわかれるようです。日本人はBD:YDが7:3だと言われています。オレンジ色とマゼンダの色のものを自分の顔に合わせて鏡で確認してみてください。オレンジが似合えばあなたはYDです。自分のアンダートーンが分かれば同じアンダートーンの色で洋服を選べば、買ってみたが何だか似合わないといった事もなくなるでしょう。
写真③ ファッション誌を切り抜き極端な色でBD色とYD色を比較しました。
塩害地の屋根・外壁塗装工事② ~完工~
2014/09/03