築50年の戸建て全面改修②
2013/03/29
戸建て全面改修の報告第2弾です。
築年数の古い戸建リフォームは手間がかかるとよく言われますが、今回はその理由の一部をご紹介いたします。
◆着工10日後の進捗状況
耐震補強工事を最初に行ったうえで、床の下地(土台・大引き・根太)や主だった柱建てや梁入れが終了しリフォーム後の間取りとなりました。
◆既存の大引きが910cm間隔で入っていなかったため、水糸で大引き上端の墨出しを行い束を建てたうえに正規の間隔で大引きや根太を入れました。
◆既存の小屋梁が丸太梁のため、柱や間柱を建てるのも非常に手間がかかる訳です。
◆古い柱は痩せてしまい新規の柱と面が合わないため、まっすぐな壁を造作するためにレーザーで垂直面を確認しながらパッキンで面を合わせていきます。
◆掃出しのサッシが取り付けられフローリングが張れる状態になりました。
床が仕上がれば、天井下地(野縁組み)→サッシ・室内建具枠取付け→壁下地→石膏ボード張りといった様に大工工事がどんどん進んでいきます。
定期的にアップいたしますので次回も是非ご覧ください。
2世帯仕様を1世帯仕様に間取り変更するフルリフォーム③
2013/03/25
横須賀の戸建て自然素材リフォームも最終報告です。
珪藻土が乾ききっていませんが、乾いた状態では明るいベージュ色になります。
◆2階のシステムキッチンを取り外す事で広い居間となりました。
床は柾目にカットされた無垢のパインフローリングで、壁・天井は100%自然素材の珪藻土を使用しました。
お客様から『この部屋だけ空気が違う!』といったお言葉をいただきましたが、本当に実感できるのは今年の梅雨時ではないでしょうか。
◆2階のユニットバスも撤去して納戸になりました。
収納棚はパイン集成材で造作。
定期的にアップいたしますので次回も是非ご覧ください。
築50年の戸建て全面改修①
2013/03/24
戸建の全面リフォームをご紹介いたします。
生活の利便性を考えた大幅な間取り変更をはじめ、無垢フローリングや珪藻土を使った自然素材の内装仕上げ、また水廻り設備や全サッシの交換といった内容です。
今回のリフォームのテーマは『既存の古き良き和風と落ち着いた自然素材洋風の融合リフォーム』かな?と思います。
◆耐震補強
間取り変更をする場合、必ず耐震の構造計算を行い、阪神・淡路大震災なみの大地震でも倒壊しない総合評点1.0以上の補強工事を行います。具体的には筋交いや筋交い金物、柱脚柱頭金物の取付けや、N値(地震の際にかかる引抜きの力)の高いところにはホールダウン金物により基礎・土台・柱の緊結を行います。
◆解体
壁は昔ながらの木舞と貫の真壁左官下地でした。
既存の床柱・神棚、和室の竿縁敷目天井材も再利用したいとのご要望により慎重に解体しています。
完全なスケルトンとなりました。
定期的にアップいたしますので次回も是非ご覧ください。
2世帯仕様を1世帯仕様に間取り変更するフルリフォーム②
2013/03/10
横須賀市で先月着工いたしました現場紹介の第2弾です。
今回のテーマは『2世帯仕様の戸建てを1世帯仕様に!』です。
具体的には、現在のご家族の構成をお考えになられ、1階リビングの拡張や2階浴室を納戸に変更するなどです。
水廻りや内装も含めたフルリフォームですが、2階は無垢フローリングや珪藻土といった自然素材を使用いたします。
ご施主様がお住みになられながらのリフォームですので1階と2階の工期を分けた施工となり、今回は1階工事の完工となりました。
◆新規図面
◆耐震計画図面
1階は間取り変更となりますので耐震の構造計算もしっかり行い計画いたしました。
◆リビング拡張
使用頻度が少ない玄関脇の和室をなくし、家族の憩スペースであるリビングを拡げる事に。
◆ウォークインクローゼット
旧和室の押し入れ部を玄関側からシューズクロークとして利用しました。
北側に玄関が配置されているため、壁・天井の仕上げ材は湿気やカビに強いスイス漆喰を使用。
◆システムキッチン交換
カウンターは最新のクリスタルカウンター。
出窓はお客様こだわりのモザイクタイル。
◆在来浴室をユニットバスに
ユニットバスに交換することによりヒートショックによる事故を防止。
2期工事は無垢フローリングと珪藻土の自然素材仕様です。 3月下旬にはアップいたしますので是非ご覧ください。