鎌倉市の風致地区および歴史的風土保存区域内の外装・内装・設備改修工事
2020/04/29
※新型コロナの影響で、お客様が在宅してのリフォームにつきましては取り合えず5月中旬まで延期させていただき、空き家の現場のみ3密に注意しながら作業を進めさせていただいております。
今月初旬より始まった鎌倉市の風致地区および歴史的風土保存区域内での工事をご紹介いたします。
鎌倉市では風致地区や歴史的風土保存区域内の建物の外装を既存の色彩から変更する場合には、新たな色彩(色相・彩度・明度)の届け出と許可が必要になります。また、彩度と明度には制限があり且つ全てつや消しで仕上げなければなりません。つや消し剤を使用すると塗装のもちが悪くなり不経済ですが各建物や自然との調和を守るためには致し方ないのでしょうか?
本日現場に立ち寄った時に現場の横を流れる川を見て思わず撮ってしまいましたが、やっぱり調和は大切かも知れません。
話を戻しますが、今回は鎌倉市に中古戸建をご購入されてのリフォームとなります。
2×4工法の木造住宅のため間取りを変えずに外装・内装・全設備を新しくするといったご要望です。
ワンちゃんもいるため床材と階段材は傷がついても劣化しない無垢のパイン材をお選びいただきました。
せっかくパイン材をお選びいただきましたので棚やカーテンレールを取り付ける受け材にもパインをご要望いただき造作をさせていただきます。
キッチン・ユニットバス・洗面台・トイレ・給湯器などの水廻り設備や壁・天井の内装も一新する事となりました。
◆ビフォー
◆施工状況
次回は完工したブログを更新します。
定期的にアップいたしますので次回も是非ご覧ください。
横須賀市の築90年木組み工法住宅の内装・設備改修工事②
2020/01/19
今回は、先月完工しました横須賀市の築90年木組みの住宅リフォームのご紹介です。
昨年10月に着工当初のご紹介をさせていただきましたが、テーマとしましては『現状の雰囲気を最大限活かしながら、広々としたリビングと生活動線を考えた使い勝手の良さ、躯体補強と下地造作をしっかり行う自然素材リフォーム』です。
ちょっと長いテーマですが、自然素材リフォームという事で、和室以外の床はすべて厚さ30mmの秋田杉無垢フローリングで統一しました。また、壁と天井は漆喰の左官仕上げとなりました。
設備は浴室以外はすべて入れ替えで、洗面台はパイン集成材で造作いたしました。
◆施工中
お客様の参考になりそうな事例を定期的にアップいたしますので次回も是非ご覧ください。
藤沢市のマンション内装・設備改修工事②
2019/12/28
今年最後のご紹介は、今月完工しました藤沢市マンションの内装・設備改修工事です。
前回のご紹介とおり改修プランは以下の通りとなります。
①台所と居間をつなげLDKとして空間を拡げる。
②居間と4.5畳の和室を洋室に変更する。
➂セットキッチンと瞬間湯沸かし器をシステムキッチンに交換、キッチンのシングルレバーだけで給湯できる仕様にする。
④内装は漆喰を使い、カビに強く、調湿や空気清浄などの機能性を高める。
●4.5畳和室
◆施工
来年もリフォームをご検討されている方々の参考になりそうな事例を定期的にアップいたします。
次回も是非ご覧ください。
藤沢市マンションの内装・設備改修工事①
2019/11/16
今回は今週月曜日から着工しました藤沢市マンションの内装・設備改修工事をご紹介します。
改修プランは以下の通りです。
①台所と居間をつなげLDKとして空間を拡げる。
②居間と4.5畳の和室を洋室に変更する。
➂セットキッチンと瞬間湯沸かし器をシステムキッチンに交換して、キッチンのシングルレバーだけで給湯できる仕様にする。
④内装は漆喰を使い、カビに強く、調湿や空気清浄などの機能性を高める。
◆解体
床・キッチン・和室建具・和室収納内部を一気に解体しました。
◆設備配管
キッチン取付け面の壁を配管スペース分ふかす事を前提に給水・給湯・排水・ガスの配管を行いました。
◆床下地造作・フローリング張り・キッチン取付け壁造作
床の下地は遮音性に優れた置き床としました。
置き床に合わせ、フローリング材は管理組合の標準工事仕様である遮音フローリングを使用しました。
2重に遮音のため下階への遮音効果は非常に高くなります。
◆建具、収納内部取付け
洋室となったため、襖から片開きと折れ戸に変更し、収納内部も中段框と天袋から枕棚セットになりました。
次回は、前回ご紹介した横須賀市の築90年の戸建てリフォームの進捗か、今回ご紹介しました藤沢市マンションのキッチン取付けから漆喰左官といった完工までのプロセスのいずれかをご紹介します。
定期的にアップいたしますので次回も是非ご覧ください。
横須賀市の築90年木組み工法住宅の内装・設備改修工事①
2019/10/12
増税前や台風15号の工事の忙しさにかまけて現場ブログの更新をするのが半年もあいてしまいました。
今回から数回に分けてご紹介するのは、今月着工しました横須賀市の住宅です。
築90年という事もあり、今どきの在来工法とは異なる木組み工法です。
本来の木組み工法ですと、籠状にくまれた木材が木本来のしなやかさを発揮しますが、今回のような増築や改修を繰り返されている建物では躯体接合部の連続性に不安があるため、時間や手間をかけた補強が必要となります。
●改修プラン
現状の雰囲気を活かしながら、躯体の補強と床下地をしっかりと造作し、全体的に綺麗にしたいとのご要望いただきました。
仕様としましては、
①床下地はすべて新規造作のうえ、LDK・寝室・広縁・廊下・玄関ホールは厚さ30mmの秋田杉無垢フローリングで統一。
②和室は畳交換・襖張替えで、全居室の壁は漆喰仕上げ。
➂LDKの旧和室の床下地はピアノが置けるように大引き・根太ピッチを通常の倍に補強。
④トイレを使い勝手の良いLDK側に配置。
➄水廻り設備を新規に。
⑥分電盤交換と各種新規配線。
◆解体
間仕切りすべてには土台が回っておらず、貫きと建具の鴨居と敷居のみの場所も多いため、非効率とはなりますが面で強度をとっている床下地を一度に解体せずに分けて行う事になりました。
◆配管工事
トイレの配置を大幅に移動。
定期的にアップいたしますので次回も是非ご覧ください。